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徳永 陽; 本間 佳哉*; 神戸 振作; 青木 大*; 酒井 宏典; 中堂 博之; 生嶋 健司*; 山本 悦嗣; 中村 彰夫; 塩川 佳伸*; et al.
Journal of Optoelectronics and Advanced Materials, 10(7), p.1663 - 1665, 2008/07
アクチノイドや希土類元素を含むf電子系化合物の多様な物性の背後には、f電子が持つ多極子の自由度が隠されている。この多極子の自由度が最も顕著に現れるのが多極子秩序と呼ばれる現象である。講演ではわれわれが行った二酸化ネプツニウム単結晶を用いた核磁気共鳴研究の結果を中心に、この新奇な秩序相について紹介する。また低温の電子状態について二酸化ウラニウムや二酸化プルトニウムとの比較も行う。
久保 勝規
Journal of Optoelectronics and Advanced Materials, 10(7), p.1683 - 1687, 2008/07
揺らぎ交換近似によって正方格子上のe軌道系の超伝導を調べる。そのような多軌道系では、偶パリティ・スピン三重項や奇パリティ・スピン一重項状態が、電子対を反対称的な軌道を用いて構成することによって可能となる。実際、そのような状態は2つの軌道が同じフェルミ面を持つ2軌道ハバードモデルで実現することがわかっている。本研究で考えるe軌道系の特徴は、Slater-Koster積分の比によって、フェルミ面の数や形状が変わることである。そして計算の結果、Fulde-Ferrell-Larkin-Ovchinnikov状態のような有限の重心運動量を持つ、偶パリティ・スピン三重項や奇パリティ・スピン一重項が無磁場下でも実現することがわかった。2つのフェルミ面が似た形状を持つときには、それらの中心を結ぶ運動量を持つ超伝導対状態が安定化されるのである。